消防設備は、要件の定義や基本・詳細設計、検査などのプロセスを経て導入へと至ります。ここでは、消防設備設計における基本的なプロセスを解説します。
要件定義は、建物・施設の用途や規模、法令などに合わせ、必要な消防設備の要件を明確にする作業をいいます。また、施設の用途だけでなく、立地や規模に合わせた災害リスクの評価や、施設利用者のニーズに沿った要件の洗い出しなども含まれます。
要件定義は法令への適合や、利用者の安全確保に関わる重要なプロセスです。
要件定義が完了したら、次は消防設備の基本設計を行います。基本設計は、要件定義の内容に沿って設備の選定や配置箇所、仕様などを決めるプロセスです。法令に合わせて消火器の設置場所を決めたり、避難経路を策定したりします。
災害発生時の初動や利用者の避難誘導などに関わります。利用者の安全確保を左右しますので、時間をかけて設計することが大切です。
基本設計をベースに、消防設備の詳しい仕様を設計する作業をいいます。詳細設計の段階では、各設備の図面や仕様書を作成するほか、設備同士の繋がりや施工方法も検討を行います。
設計内容の精度が施工に影響するため、消防設備の品質を左右するプロセスです。法令不適合・施工不良などのトラブルを防ぐには、何度も確認するなどして、入念な詳細設計が求められます。
詳細設計を作成後、消防設備の施工・設置プロセスへと入ります。施工時は設計図書を使用し、図面と実際の現場の整合性を確認しながら作業を進める必要があります。施工・設置作業は消防設備の品質に関わるだけでなく、避難誘導などの機能性にも影響します。
適切な施工管理を行い、設計通りに施工・設置することが大切です。
詳細設計に従い、消防設備を実際に設置します。施工中は、設計図書との整合性を確認しながら進めることが大切です。
消防設備の施工・設置が完了したら、各設備の検査と試運転を実施します。検査・試運転は、消防設備の不具合を発見するための重要なプロセスです。消防設備の動作状況を確認することで、災害発生時の動作不良やトラブルを予防できます。
検査・試運転段階で不具合を発見した場合、原因を特定して修正を行います。
消防設備を設置した後は、定期的な点検やメンテナンスが求められます。各種法令で決められた点検を行い、設備の不具合・トラブルを修正して適切な状態を保つことが重要です。継続的な点検・メンテナンスは、消防設備の機能性・信頼性の維持に繋がります。
また、設備のトラブルも未然に防げるため、施設の安全性も高まります。
消防設備を設計する際は、法令遵守に努めることが重要です。消防法や建築基準法を確認し、設備を適切に運用しましょう。また、新しい防災技術・製品の導入も検討が必要です。新技術を活用することで、より効率的な設計と設備の信頼性向上を実現できます。
消防法が適用される施設は、病院、工場、商業施設、オフィスビルなど多岐にわたります。 しかし、施設の種類が違えば、守るべき資産(精密機器、データ、人命)も異なり、導入すべき最適な消防設備も変わってきます。
以下のトップページでは、あなたの施設タイプ(データセンター/工場、病院/福祉、商業/オフィス)ごとに、最適な設計・施工実績を持つおすすめメーカーを厳選して紹介しています。
【施設別】消防設備設計を
設計から依頼できる
メーカー3選を見る
消防設備設計は、施設の信頼性や安全性に大きく影響します。災害発生時の被害を抑えるためには、適切なプロセスで設計・施工することが求められます。検査・試運転も積極的に行い、不具合の発見・修正にも努めましょう。
また、消防設備設置後は定期点検・メンテナンスも必要です。法令に沿った点検を行い、設備の維持に取り組みましょう。

24時間稼働が求められるデータセンターや工場・物流施設には、消火時の機器汚損が少ない窒素ガス設備を導入。PFASを一切含まない次世代型泡消火薬剤を独自に開発し、総務大臣による型式承認も取得。汚損による運用停止のリスクを防止。
通信機器室や電気管理室など、消火に伴う機器汚損を最小限に抑える必要のある場所へのガス系消火設備導入実績を1,336件※持っています。

高齢者や体が不自由な方の退避時間確保のため、火災の拡大を遅らせることに注力した医療・福祉施設向けのパッケージシステムの提案が可能。夜間などの少人数体制でも、火災拡大を最小限に食い止めます。
さらに、火災発生地点や避難経路を瞬時に把握できる独自のクラウド型防災システムで、迅速な避難誘導を実現。スタッフの心理的負担を軽減し、施設全体の安全性を高めることができます。

ユニバーサルデザインの追求はもちろん、物件ごとのコンセプトや内装デザインに合わせた消火栓の完全オーダーメイドに対応している初田製作所。
美観を向上させる極細枠の採用や、壁面と同じクロス貼り・ガラス貼り・木目仕上げなど、周囲の素材に合わせた自由なカスタマイズが可能。建築デザインの意図を汲み取りながら、高い視認性と機能性を両立した消防設備設計を実現します。