プラント・工場の消防設備を設計する場合、さまざまな災害リスクへの備えが求められます。法令遵守はもちろんのこと、施設の規模に合わせた消防設備の導入が必要です。ここでは、プラント・工場の消防設備設計のポイントや設計事例をご紹介します。
プラント・工場は危険物を取り扱うケースも多いため、一般的な施設と比較して火災のリスクが高いといえます。さらに地震・水害に起因する火災も起こりうるため、消防設備の重要性が高くなっています。適切な設備を設置することは、従業員の安全確保にもつながるでしょう。
プラントや工場に適した消防設備を導入すれば、火災のリスクを低減させることが可能です。地震・水害など他の災害にも備えられるため、他の設備よりも重要性が高いといえます。
プラントの消防設備を設計する際は、避難経路を多様化させる必要があります。避難経路が1つしかないと避難者が殺到し、逃げ遅れる人が出てしまう可能性も否定できません。万が一避難経路が被災した場合は、避難が困難になります。
誘導灯で適切な避難経路を案内する、避難はしごや救助袋を複数箇所に設置するなど、円滑に避難できる工夫を行いましょう。
施設に合わせた消火設備も設置が必要です。危険物を取り扱うプラント・工場は、施設によって求められる消火設備が異なります。
たとえば、水によって発火する物質を扱う施設では、消泡剤などを使った消火設備が求められます。また、自動で火災を検知・消火する設備など、初期消火で火災被害を抑えるための設備も必要です。
地震への備えも求められます。工場・プラントで地震が発生した場合、消防設備などの機器が破損するほか、化学物質が周辺に漏れ出すリスクがあります。また、揺れによって消防設備が破損してしまう可能性も考えられます。
消火設備が動かない、避難設備が使えないなどのリスクを減らすために、耐震設計を施すことが大切です。
消防設備は、データセンターや工場、福祉施設、商業施設、オフィスビルなど、多様な施設に欠かせません。 施設ごとに必要な消防設備の設計ポイントが異なるため、万が一の際に適切な消防対応ができるよう、施設特性に合った消防設備を設計できるメーカー選びが重要です。
本サイトでは、各施設に適した消防設備の設計を依頼できるおすすめメーカーを紹介しています。ぜひ参考にしてください。
【施設別】消防設備設計を
設計から依頼できる
メーカー3選を見る
プラントの消防設備設計をした事例は見つかりませんでした。

ヤマトプロテックのプラント・工場向け防災システムでは、施設の種類に合わせた消防用設備を提供しています。例えば、製造所などは危険物泡消火設備(第三種消火設備)や消火器、電気室・機械室・オイルタンク室などにおいてはウォーターミスト消火システムマイクロフォグといったように、さまざまな消防用設備を用意しています。
▶ ヤマトプロテック株式会社の公式HPで
消防設備設計の
システム例の詳細を見る

能美防災のプラント防災システム/危険物貯蔵(取扱)所防災システムは、屋外貯蔵タンク向けの消火システム「NE-1」や、炎を伴う異常をキャッチする「InfrexEyeシリーズ」などの設備から構成されています。
そのほか、火災を発見するための自動火災報知設備や異常温度を早期発見するための赤外線放射温度センサなど、さまざまな設備を提供。これまでに、石油化学プラントや火力発電所、燃料貯蔵基地、石油掘削基地などで導入された事例があります。
▶ 能美防災株式会社の公式HPで
消防設備設計の
システム例の詳細を見る
日本ドライケミカルのプラント防災設備部門では、火力発電所や石油化学製造工場、変電所など多様化する施設に合った防災システムを提供。専門エンジニアが危険物施設の計画段階から設計・施工・メンテナンスまで一貫して対応します。
プラント防災設備としては、プラント防災設備や水噴霧・散水・水幕・屋内/屋外消火栓・モニター設備、ハロン1301消火設備など、多彩な設備を提供しています。
▶ 日本ドライケミカル株式会社の公式HPで
消防設備設計の
システム例の詳細を見る
消防設備設計においては、設備の維持管理が問題になることがあります。少しでも負担を減らすためには、メンテナンス性を意識した設計が必要です。点検しやすいよう配置を工夫したり、不要な設備を排したりすることが大切です。
地震・水害など、火災以外の災害への対応も求められます。特にプラント・工場は危険物を取り扱うため、消防設備の耐震化や止水対策は必須といえます。初期段階から災害リスクを評価し、適切な設備の設計を行いましょう。
設計会社に消防設備の設計を依頼する時は、経験が豊富かどうかもチェックしておきましょう。プラント・工場の消防設備設計実績があれば、信頼して相談できます。
また、複数の会社へ相談し、見積もりを取って比較することも重要です。見積もりが他社より大幅に安い設計会社には注意しましょう。
プラントや工場の消防設備は、火災や地震・水害などのリスク低減に寄与します。従業員の安全にも関わりますので、施設に合わせた設計が求められます。複数の避難経路を設けるのはもちろん、取り扱う化学物質に合わせた消火設備を導入しましょう。
消防設備の耐震化も必要です。地震で破損することがないように、耐震性の高い設備の導入や耐震措置を行いましょう。

24時間稼働が求められるデータセンターや工場・物流施設には、消火時の機器汚損が少ない窒素ガス設備を導入。PFASを一切含まない次世代型泡消火薬剤を独自に開発し、総務大臣による型式承認も取得。汚損による運用停止のリスクを防止。
通信機器室や電気管理室など、消火に伴う機器汚損を最小限に抑える必要のある場所へのガス系消火設備導入実績を1,336件※持っています。

高齢者や体が不自由な方の退避時間確保のため、火災の拡大を遅らせることに注力した医療・福祉施設向けのパッケージシステムの提案が可能。夜間などの少人数体制でも、火災拡大を最小限に食い止めます。
さらに、火災発生地点や避難経路を瞬時に把握できる独自のクラウド型防災システムで、迅速な避難誘導を実現。スタッフの心理的負担を軽減し、施設全体の安全性を高めることができます。

ユニバーサルデザインの追求はもちろん、物件ごとのコンセプトや内装デザインに合わせた消火栓の完全オーダーメイドに対応している初田製作所。
美観を向上させる極細枠の採用や、壁面と同じクロス貼り・ガラス貼り・木目仕上げなど、周囲の素材に合わせた自由なカスタマイズが可能。建築デザインの意図を汲み取りながら、高い視認性と機能性を両立した消防設備設計を実現します。